セルバンテス(=サアベドラ)(ミゲル=デ=) Cervantes Saavedra ( Miguel de )
(スペイン語)
…「(神の)下僕」または「小鹿の息子」(「古い屋敷」)(「大天使ミカエル(誰か神の
如き?)」)。
cf. 姓のセルバンテスは、中世スペインの個人名に由来する「(神の)下僕」と、現代
スペイン語のセルバト cervato 「子鹿」に当たるチェルバントに es 「~の息子」が
ついた「子鹿の息子」の二つの説がある。前者なら、英語のサーバント servant 「下
僕」に結びつくので面白いが…。
サアベドラはガリシア語(スペイン北西部のガリシア州)の姓で、ゴート語の sals
「屋敷」とラテン語の「古い」に由来。
名前のミゲルは、『旧約聖書』中の大天使ミカエルから。ヘブライ語で「誰か神の
如き?」の意。英語ではマイケル Michael で、愛称にマイク、ミック、ミッキーが
ある。フランス語ではミシェル Michel 。